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打診エントリーと本エントリーとは?初心者の不安とリスクを抑える分割手法
概要:FXで取引量を一度にすべて投入せず、様子見のお試しとなる「打診エントリー」と本命の「本エントリー」の2段階に分けてポジションを持つ分割手法について解説します。一時的な逆行による不安や恐怖心を和らげ、損失リスクを抑えながら計画的に取引を進めるための具体的なステップをまとめました。

FXを始めたばかりのころは、相場の変動に対する恐怖心から、少しの逆行で焦って決済してしまうことがよくあります。逆に長く持ちすぎて損失を広げてしまう失敗も少なくありません。
このような初心者が見落としやすい心理的な負担を和らげる手法として、1回の取引を複数回に分けてポジションを持つ考え方があります。
この記事では、相場の様子をうかがうポジションと、本来持ちたかった取引量を追加するポジションの2つを組み合わせることで、リスクを管理しながら取引を進める方法を解説します。
1回の取引を2段階に分ける理由
相場の動きを正確に予測することは難しいとされます。そのため、最初から目標とする取引量をすべて一度に投入してしまうと、予測から外れた場合のマイナスが大きくなり、冷静な判断を失いやすくなります。
そこで、まずは小さな取引量で相場に入り、値動きの方向性を確認するために、お試し感覚で「打診エントリー」を行います。
その後、自分の予想通りに相場が動いていると確認できた段階で、本来の目標である取引量の「本エントリー」を追加していくスタイルが有効な選択肢となります。
このようにエントリーのタイミングを2回に分散させることで、思い通りの動きにならなかった場合の損失を抑えつつ、計画的に利益を狙う状態を作りやすくなります。投資家の判断材料を増やし、感情的な決断を防ぐためのアプローチとして知られています。
分割エントリーがもたらすメリット
打診エントリーと本エントリーの仕組みを取り入れることで、以下のようなメリットが期待できます。
致命的な損失を避けやすくなる
利益を上げるための第一歩は、一回の取引で大きな痛手を負わないことです。資金の限界に近いポジションを持ってしまうと、少しの逆行で損失が膨らみやすくなります。
打診エントリーとしてごく少額から入れば、見込みが外れたときのマイナス額が小さく済むため、損切りもためらいなく実行しやすくなります。
精神的な負担を抑えて撤退判断をしやすくする
ポジションサイズが小さければ、精神的なプレッシャーも軽くなります。
自分の想定と異なる動きになったと気づいたときに、エントリーした価格付近まで戻ってきたところで早めに撤退しやすく、資金を大きく減らさない状態のまま取引を終えられる確率が高まります。
利益を伸ばす余裕が生まれやすくなる
打診エントリーの段階で方向性が合っていると確認できれば、そこから本エントリーを追加して利益を狙いにいくことができます。
損失を小さく抑える習慣がついたうえで、自信のある場面でのみポジションを追加するため、トータルの利益を伸ばすための精神的な余裕が生まれやすくなると考えられます。
実戦で役立つポジション構築のステップ
実際の相場環境において、この分割エントリー手法をどのように活用していくか、具体的なポジション構築の手順を確認しておきましょう。
時間軸と戦略を決定する
まずは自分が数十分から数時間で決済する短期トレードを行うのか、数日保有する中期トレードを行うのか、時間軸を明確にします。
時間軸に応じて、打診したポジションの保持時間や利益確定の目安が変わってきます。あらかじめ戦略を立て、その計画に従って行動することが大切です。
相場の方向性を確認して打診エントリーを行う
相場の方向性が見え始めたタイミングで打診エントリーを行います。たとえば、重要な経済指標の発表後や主要な市場がオープンした直後の時間帯などは、相場が大きく変動する傾向があります。
こうした場面で、急激な動きが少し落ち着いたのを確認してから、まずは手堅く少量のポジションで今後の方向性を探るといったアプローチが有効です。
予測通りなら本エントリーを追加し、外れれば撤退する
打診エントリーの後、狙った方向にトレンドが出ていると判断できた場合のみ本エントリーを追加します。
逆に、予想に反して逆行した場合は追加のエントリーをせず、最初の小さな損失だけで撤退するルールを設けておくことで、リスク管理が機能しやすくなります。
トレードの振り返りを繰り返す
安定した取引戦略を身につけるためには、相場の予測、意思決定、そして計画の実行という手順を繰り返すことが求められます。
打診エントリーと本エントリーを活用して損失を限定的に抑えるスキルが身についてきたら、自分のトレードの成功パターンと失敗パターンを記録し、振り返ることが上達への近道とされます。
相場に一切のリスクがない確実な手法は存在しないからこそ、どのような場面でも自分が許容できる損失額の範囲内で試し、方向性が見えた場面でポジションを追加するという一貫した行動を続けることが、初心者にとって大切な視点となります。
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